当ブログをご覧いただきありがとうございます。
こちらのページでは前回のブログSHOPKEEPER ORDERで選んだ生地が、どのようなデザインでオーダーされ、どのように仕立てあがってきたのかを写真を織り交ぜながらご覧にただければと思います。
お客様のご参考にしていただきたく、オーダーした私なりの言葉でお伝えさせていただきます。

今回私が選んだ生地は無事、ネイビーブレザーとブラックウォッチスラックスに仕立てあがりました。
トラッドの基本であり、あらゆるブランドからラインナップされているネイビーブレザー、所謂 ” 紺ブレ ” 。象徴的なディティールはしっかりと取り入れつつ、直球のトラッドでもなく、ドレス系よりも気楽に着られて、それでいてあくまで大人っぽい。そんなバランスの紺ブレになるようにオーダーしました。スラックスはずっと気になっていた、イギリスの伝統柄であるブラックウォッチ柄。こちらもクラシカルな雰囲気になるようディティール、サイズ感を調整しました。

結論から申し上げますと、めちゃくちゃ気に入りました（笑）この24AWシーズンはこの2アイテムが大活躍すると思います！
では、下記に各アイテムのディティール等をお伝えいたします。

象徴的なディティールである、”メタルボタン”・”フラップ付きアウトポケット”・”7mm巾のミシンステッチ”・”袖2つボタン”等はしっかりと取り入れておりますが、やりすぎるとコテコテのトラッドになってしまいます。そこで、”フロント釦3B×1″・”バルカポケット”・”サイドベンツ”と、セオリー破りのディティールを取り入れることで、やり過ぎ感の出ない、自分らしいデザインにしております。
いかがですか？個人的に思惑通りの最高の1着が仕立てあがったと、大変満足しております！

“ブラックウォッチ”とは”タータンチェック”の一種で、紺、濃緑、黒のラインが特徴的な格子柄を指します。タータン自体はスコットランドが独立した時代から存在し、所謂日本の家紋と同様の役割として、170を超える柄が存在しております。その中の1つブラックウォッチは、連隊発祥のレジメンタルタータンの1つとなります。軍用として扱われていた歴史のある伝統的な柄ということです。

そう考えていただくと、やはりトラッド感の強いディティールを取り入れていきたくなりますよね。サイド尾錠を中心に、裾口ダブル、2タックもインタックにすることで、その特徴をより強く打ち出せます。そして、サイズ感も私の一般的なサイズ感よりも一回り大きくゆったりとしたシルエットにしております。こちらも最高の1着が仕立てあがったのではないでしょうか！

最後に、こちらを使用したコーディネートをご確認ください。

お目当ての生地を眺め、触れながら、どんなデザインで仕立てるか妄想を膨らませたり、実際に着用するイメージを思い浮かべたりする過程を経て、待ちに待ったアイテムを着用する時こそ、オーダーの楽しさであり醍醐味ではないかと思います。

そのお手伝いが出来ればと考えておりますので、オーダースーツやその他オーダーアイテム、生地やモデルに関するご質問やご相談がございましたら、当ホームページのCONTACTからお問い合わせ、もしくは直接お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。